メダカの稚魚を成長させるエサの与え方！死亡率を減らせ！

ともみさん

メダカの稚魚を沢山貰ったので、ちょっと貰ってくれませんか？

私

えっ！？
メダカの稚魚って意外と難しいでしょ？前に全滅させたことあるし。

ともみさん

難しいんですか？どうしよ～、全滅させちゃったら・・・

私

メダカの稚魚をうまく育てるには餌の与え方が難しいみたい。

ともみさん

そうなん？どうしたらいいんやろ？？？

というわけで、ともみさんと情報交換しながらメダカの稚魚を育てたいと思いますが、どうやらメダカの稚魚をうまく育てるにはエサの与え方が重要らしいのです。もっとも良いのがグリーンウォーターらしいのですが、なかなかそれは準備できません。

そこで、今日はメダカの稚魚のエサの与え方について調べてみたいと思います。

折角生まれてきた稚魚達、一匹でも多く成魚に育ててあげたいですよね。
　

メダカの稚魚の死因！第1位は餓死だった？

メダカっていうと、観賞魚の入門種というイメージが強いですが、私の個人的な感覚ではメダカの飼育はかなり難しいと感じています。

特に稚魚を育てるということに関しては、多くの人が難しいと感じているようで、「Yahoo知恵袋」や「教えてgoo」には同様の悩みが多数寄せられていました。そして、色々なサイトや書籍で稚魚が死ぬ原因が書かれていたのを見て驚きました。

メダカの稚魚の死因で最も多いのは餓死だったのです。餌与えてるのに餓死って・・・って思いますよね。

実は、メダカの稚魚を成魚に育てる確率をグンと上げる方法は孵化してから2週間は餌を多めに与えることだったのです。メダカは周りに食べる物が常にある状態が良いとされているのです。

ですから、飼育水としてはグリーンウォーターが最も適していると言われることも納得です。グリーンウォーターはプランクトンの塊のようなものですから、メダカの稚魚にとってはパラダイスですよ。

でも、今すぐにグリーンウォーターを準備するのは難しいですよね。ですから、稚魚用の餌を少量ずつこまめに与えるのが良いのではないでしょうか。

また、稚魚用の餌が無いという場合でも大丈夫です。成魚用の餌を小さく磨り潰し、粉末状にすれば稚魚も食べられるようになります。こちらの動画ではちょっとやり過ぎという程の小さな粒にされていますね。

実際、稚魚用の餌が無い場合は、成魚用の餌を割り箸などを使って細かく押し潰せば稚魚の口に入る大きさになります。

メダカは自分の口に入らないような大きなものは食べようとしません。ですから、稚魚には稚魚の小さな口に入る大きさの餌を与えるようにしましょう。
　

単に餌を与え過ぎても稚魚は育たない？

メダカの稚魚の死因で最も多いのが餓死だという話をしましたが、勿論餓死だけではありません。稚魚の死因として考えられるのがこちら。

　
前述したように、最も多いの死因が餓死です。だからと言って、餌の与え方を多くすれば良いというものでもありません。餌を与え過ぎたら残餌による水質悪化という問題を招くことになります。

そして、水質悪化を防ぐ為に水換えをしようとすると、温度変化や水質変化によってストレスを与える可能性もあります。

また、フィルターやエアレーションを作動させると、水流ができることになりますので、稚魚にとってはとても住みにくい環境になります。

実は、エアレーションでできた泡が弾けるだけでも、メダカの稚魚は体力を奪われ、大きなストレスの原因ともなります。

正に負のスパイラルですよね。何か良い解決策はないものでしょうか？
　

水質維持は地道な作業！

稚魚を育てる為の餌の与え方は常にメダカの周りに餌がある状態にしておくというものです。でも、最も大きな問題は水質維持ですね。餌の量を増やすということは確実に水質が悪化することを意味します。

では、水質悪化を防ぐにはどうすればよいでしょうか？

先に述べたように、濾過装置やエアレーションは強い水流を作り出すので、なるべく使用しない方が良いでしょう。ではどうすれば良いのでしょうか？

その方法は地道な作業になります。

　
大量に餌を与えると、やはり食べ残しが発生してしまいます。その残餌を取り除くのは人の作業ですね。スポイトで地道に取り除く方法が最も確実でしょう。

または残餌処理部隊として、貝類や小さなエビなどの生体を投入するのも良いかもしれません。エビに関しては稚魚のストレスになる可能性も考えられますので、おすすめとは言えませんが、実際に試してみたところ、今のところ大丈夫そうです。

換水に関しては水温・水質が急変することはなるべく避けたいので、汲み置きした水で少量ずつの換水をなるべくこまめにしていくのが良いでしょう。
　

まとめ

一般的にメダカは非常に強い魚で、環境の変化にも対応し易いと言われています。しかし、実際に飼育してみるとその難しさにショックを受けることになるでしょう。

成魚を飼育していても、ポツポツと死んでいく。稚魚が生まれたとしても殆どが成魚に成長する前に死んでしまう。そんな経験をされた方も多いと思います。

そんなメダカの稚魚を成長させるには餌の与え方が重要なポイントとなります。では、もう一度振り返ってみましょう。

メダカの稚魚の死因としては、下のようなものが考えられます。

　
その中でも最も多いのが餓死です。ですから、メダカの稚魚の周りには常に餌があることが望ましいということになります。

しかし、単に餌を与えるだけでは水質悪化を招くことになり、メダカの稚魚にとっては良くない環境になります。ですから、こまめな換水と残餌処理を行ってあげましょう。

きっとメダカの稚魚はすぐに成長してくれるに違いありません。その姿を夢見て、ほんのちょっとの期間だけ頑張ってみてください。

ちなみに、私は簡単に換水ができるように、水槽ではなく家にあった金魚鉢を使用することにしました。稚魚の大きさが1cmくらいになれば成魚と一緒の睡蓮鉢で飼育しようかと考えています。

1cmだとちょっと苛められたりするかな？駄目なようならまた戻しましょう。