金魚の種類がわからない？金魚すくいの金魚は何？

やす子さん

1年くらい前に縁日の金魚すくいで子供が金魚を捕ってきたんやけど、種類がわからなくて・・・

私

どれ？
写真とかある？

やす子さん

これ。
ちょっと変わってるやん。

写真はイメージです

私

これ、鯉やん！
金魚じゃないで～！！
ヒゲあるし。(笑)

職場の同僚やす子さんはずっと金魚だと思って育ててきたらしいのですが、どうも他の金魚より成長が早くて不思議に思っていたそうです。それがまさか鯉だったなんて・・・

というわけで、今日は今まで私が見たことのある金魚すくいの金魚の種類について紹介したいと思います。

しかし、金魚すくいの金魚の中に鯉の稚魚が混じってるなんてことがあることにも驚きですよね。鯉すくいとしてやってたのは見たことがありますが、金魚すくいの中に混じっているのは見たことがありません。
　

金魚すくいで見掛ける金魚

私が金魚すくいで見たことのある金魚の種類は下の通りです。

　
その中から

• 一般的な金魚
• ちょっと珍しい金魚
• かなり珍しい金魚

　
に分けて見ていきましょう。
　

一般的な金魚の種類

一般的に金魚すくいと言えば・・・

　
というイメージではないでしょうか。その中でも最も良く見るのが和金ですよね。それから、金魚らしい、かわいらしい金魚と言えば、流金や出目金ではないでしょうか。

どんな金魚なのか写真付き解説したいと思います。
　

和金は金魚の原点！

和金と言えば、ただ単に赤い魚というイメージですが、実は和金は金魚の原点だったのです。日本に最初に渡来した金魚が和金。

その中でも小さなものを小赤と言い、大きく成長したものを姉金と分類しています。そんな和金の特徴はこちら。

• 泳ぎが速い
• 大きく成長する
• 育てやすい

非常に動きが速いので、動きの遅い金魚との混泳は避けた方が良いでしょう。また、非常に強いのでとっても育てやすく、しかも大きく成長するので小さな水槽で飼育するのは可愛そうですね。

成長すると、20cm～30cmになるのですが、中には50cmを超える和金も発見されたということです。
　

流金

流金はずんぐりむっくりした体形が特徴の中国生まれの金魚です。中国で生まれ、それが琉球に入ってきたので流金って呼ばれるようになったそうです。

金魚と言えば流金！

というイメージが強く、金魚のイラストやキャラクター物に使用されるのは流金です。また、尾の種類も三つ尾、四つ尾、さくら尾などがあり、長くて綺麗な尾の流金はは観賞価値も高いですね。

ただし、金魚すくいで出回る流金については選別漏れのハネと呼ばれるものですので、尾が短いものばかりのようです。尾の長い流金を見つけたら、頑張ってゲットしてみましょう。
　

出目金

出目金は目が飛び出しているのが特徴の中国から渡来した金魚です。おっとりした性格で、優雅に泳ぐ姿を見ているととっても癒されますね。

一般には赤や三色の出目金も出回っていますが、金魚すくいでは黒い色の黒出目金しか見たことがありません。ですから、出目金と言えば黒色というイメージが強いのではないでしょうか。

特徴としては、やはり目が飛び出しているので、目が傷つき易いという短所があります。うちの子供達は毎年金魚すくいをして黒出目金を貰ってくるのですが、すぐに死んでしまいます。

金魚すくいで体力を奪われているのもわかるのですが、家に持ち帰るまでに死んでしまうこともあり、少し弱く、育てるのが難しいイメージですね。
　

MIX（雑種）

MIXと言えば聞こえは良いですが、要するに雑種です。ですから、見た目で金魚の種類を判断するのが非常に難しいということになります。

金魚の種類がわからなければMIXと思って良いでしょう。しかし、MIXでない金魚でもそれぞれの金魚の特徴があまり出ていない選別漏れのハネと呼ばれる金魚も入っているので、特徴が解り辛くなっています。

MIXとは言え、飼育しているととっても懐いてくるので可愛いですよね。
　
では、次に金魚すくいではちょっと珍しい金魚の種類を紹介しましょう。
　

ちょっと珍しい金魚の種類

金魚すくいではやはり、和金・流金・出目金の3種類がメインだと思いますが、たまにちょっと珍しい金魚も入っていたりします。その種類は

辺りかと思います。扱っている金魚すくい屋さんによっては常に数匹は入っているのかもしれませんが、それでも数匹ですね。

では、どのような金魚か見ていきましょう。
　

コメット・朱文金

コメットと朱文金は違う種類ですが、共に和金タイプの金魚です。

コメットはアメリカに渡ったフナや和金や流金が自然交配したそうです。コメットの特徴はその長い尾。その長い尾から付けられたのが彗星という意味のコメットだそうです。

和金タイプなので泳ぎはとても速く、しかもかっこいいですね。

一方、朱文金も長い尾が特徴。こちらは日本で生まれた和風な金魚です。何が和風かと言われれば、やはり体色ですね。赤・白・青・黒の混じった体色がとっても綺麗です。
　
金魚すくいで出回っているコメット・朱文金は少し尾が短いなどの理由で選別漏れした個体が多いようですが、小赤よりは観賞価値が高いので、見つけたら狙ってゲットしてみましょう！

コメットも朱文金も和金タイプの泳ぎが速い金魚ですので、ゆったり泳ぐ金魚との混泳は避けましょう。
　

水泡眼

初めて水泡眼を見た時は衝撃的でした。

少年時代の私

出目金じゃない！
でも、目が出てる！！

一般的に販売されている水泡眼はショップで購入すると1,000円近くします。もう少し成長すると2,000円以上なので少し高級な金魚ということになりますよね。

しかし、金魚すくいなので、どうしても選別漏れの状態の良くない個体である可能性が高いでしょう。ですから、大きく育ててオークションで売れば儲かる・・・と思っても、なかなか思うような値段は付かないと思います。

そして、衝撃的だったのが、目のところの袋が何らかの事情によって傷ついてしぼんでしまうと二度と元に戻ることがないという点です。ですから性格の荒い魚との混泳はくれぐれも避けるようにしましょう。
　
では、最後に金魚すくい屋さんで見つけたらラッキーというくらいのかなり珍しい金魚の種類を紹介したいと思います。
　

かなり珍しい金魚の種類

金魚すくいで見つけることは非常に稀な金魚の種類を紹介しましょう。私が見たことがあるのは夜店の金魚すくい屋さんではなく、ホームセンターで開催されていた催し物での金魚すくいでした。ですから、縁日の金魚すくいなんかで見掛けることは殆どないかもしれません。

金魚すくいで滅多に見掛けないけど見たことがある金魚の種類は以下の3種です。

　
どうでしょう？見たことがありますか？普通はないかもしれませんが、もしかすると目玉商品として投入されている可能性もありますね。

もし、金魚すくいで見つけたらかなりラッキーですね。例えそれが選別漏れのハネだったとしても、和金よりはかなり価値が高いと思いますよ。

では、それぞれ詳しく見ていきましょう。
　

オランダ獅子頭

安い個体は300円程度ですが、成長した綺麗な個体になると数千円以上で販売されています。楽天市場で検索すると3万円以上の見事な個体も見つかりますね。

オランダ獅子頭の特徴は見ての通り、頭部の肉瘤（にくりゅう）です。見事な肉瘤の個体は見ようによっては本当に獅子のようですね。

尾も長く、とっても綺麗な金魚です。
　

丹頂

丹頂はオランダ獅子頭と良く似ています。違いは色。オランダ獅子頭と違い、真っ白な体色に真っ赤な肉瘤を持っているのが特徴ですね。丹頂鶴のような色なので丹頂と名付けられたということです。

ショップで購入すると、1匹700円～1,000円。種類によってはらんちゅうのように背びれのないタイプの個体もいますが、こちらは丹頂ではなく紅頭魚と呼ばれています。
　

らんちゅう

らんちゅうって凄くブサイクですよね。(笑)でも、大好きです。楕円形の体形でヨタヨタと泳ぐ姿を見るととっても癒されますよね。

らんちゅうの特徴は下の通りです。

• 背びれが無い
• 頭部に肉瘤がある
• 体が丸い

　
こんなブサイクな金魚ですが、実は金魚の王様と言われています。その名の通り、高級金魚です。普通サイズの個体で2,000円～3,000円と言ったところでしょうか。

それが15㎝くらいになると3万円くらいの価格で売買されるようになります。金魚って凄いですね。
　

まとめ

いかがでしたか？あなたが金魚すくいで捕ってきた金魚の種類がわかりましたか？イメージ的に言って、金魚すくいの金魚は9割程度が小赤ではないかと思っています。

それは、最も安くて最も丈夫だから金魚すくいの商品としては最適なのでしょう。小赤は専門店で大量に購入すると、小赤1匹あたり10円未満です。つまり、金魚すくい1回500円とすると、50匹持って帰っても元が取れない状態ですね。(笑)

そんな中で、小赤以外の金魚をゲットできたら、それだけでちょっと得した気分になりますよね。そういうことも踏まえて、もう一度おさらいしたいと思います。

金魚すくいで私が見たことのある金魚は下の10種類程度です。

　
狙い目はやはり頭部に肉瘤のある、らんちゅう・オランダ獅子頭・丹頂などの高級金魚。でも、普通の金魚すくい屋さんでは見ることがないでしょう。

金魚すくい屋さんの目玉として入れられている可能性が高いのがコメットや朱文金あたりではないでしょうか。こちらの金魚は和金よりは華がある感じですが、やはり金魚すくいの商品ということで、少し状態の悪い個体である可能性が高いです。

具体的にはヒレが短いとか、雑種であるとか・・・それでもやはり和金よりは得した気分を味わえます。金魚すくいはすくうのが楽しいのかもしれませんが、その後に飼うことも考慮して狙って行きたいですよね。

他にも金魚関連の記事を書いていますので是非読んでください。
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