草刈機の刃の種類の多さにびっくり！使用用途に合った刃は？

正人　驚きの句

いや～、びっくりしました。昨日、山の草刈りに行ったんですよ。小学校の学校林の整備で。その時の草刈機の賃借代が草刈機の替え刃での支払いだったんですよ。(笑)

小学校に学校林があるっていうのも、知らない人からしてみたら驚きかもしれませんが・・・賃借代が草刈機の替え刃っていうのはもっと驚きじゃないですか？

ちなみに、学校林は今までは有志の方だけで管理をされていたみたいなんですが、高齢になってきたということで募集が掛かりました。小学校のＰＴＡ役員ということもあり、校長先生に頼まれて自主的に参加。

　
しかし、頂いた草刈機の替え刃なんですが・・・

種類が多くて違いがわからない！！
　
　
恐らくどこかのホームセンターで購入されてきたのだと思うのですが、購入された替え刃の種類が多く、何を選んだらいいのかわからない状態だったんですよね。そして、どうやら他の参加者も同じようでした。

専業農家でもなければ草刈機なんてそんなに使う機会はありませんよね？自治会の役員をしていた時でも年に５～６回、今は役員もしていないので、春と夏に１回ずつ、それから学校の奉仕作業で１回程度です。

年に３回程度の使用なので、そんなに刃を交換する必要もありません。ましてや、刃の種類なんて気にしたこともありませんよね？

私が草刈機を購入したのは10年以上前ですが、その間に刃を交換した記憶があるのは１回か２回だけです。そう言えば、最近ちょっと刃の切れ味が悪くなってきたかも・・・

というわけで、草刈機の刃の種類について調べてみました。ホームセンターで色々見比べる必要がないように、しっかりと予備知識をつけておきましょう！！

金属刃かチップソーかナイロンカッターか・・・

草刈り機の刃には大きく分けると

の３種類があります。

それぞれに用途がありますので、刈りたい場所や刈りたい草の種類を考慮して刃を選ぶ必要があります。

それぞれの特徴と使用に適した場所や草などを見ていきましょう。

石の多い場所ならナイロンカッターがおすすめ！

ナイロンカッターというのは刃の部分がナイロンの紐のような物になっているものです。ナイロンなので硬い草の茎を切ることは不可能です。

しかし、ナイロンにはナイロンの利点があります。それは、硬い物には無力ということです。

わけわかりませんよね？
ごめんなさい。

つまり、金属刃やチップソーを使用した場合、刃の回転中に石などの硬い物に接触すると破損します。ナイロンカッターの場合も破損しないわけではありませんが、破損が少ないのです。それは、硬い物に対しては撫でることになるからですね。

また、ナイロンカッターが石に衝突しても草刈機自体の衝撃も少ないので安心して使用できます。ただし、小石の飛散は多いので注意が必要（保護メガネは必須アイテム）です。
　

ナイロンカッターって柔らかいのに草が刈れるの？

ナイロンカッターって切れなさそうなイメージですよね？でも、実際に使ってみた感じでは、柔らかい草なんかの場合は金属刃よりもむしろナイロンカッターの方が良く切れるイメージです。

刃物で切るというイメージではなく、遠心力を使って無理矢理草を叩き切るようなイメージですね。ですから、硬い茎は切れないのですが、逆に柔らかい草なら切れるというわけです。

つまり、石などの多い場所で低い草の多い場所で地面すれすれを刈りたい場合、石・コンクリートの近辺の草を刈りたい場合、または柔らかい草を刈りたい場合にはナイロンカッターがとっても役に立ちます。
　

チップソーはオールマイティー？

一般的な草刈機のイメージはチップソーではないでしょうか？草刈機を購入すると、当然ながら刃も付属しています。

私の地域のホームセンターでは草刈機コーナーに並んでいる全ての草刈機にはチップソーが装着されていました。

ですから、草刈機を使用するにはまずチップソーを使ってみるという感じですね。そして、チップソーに向かない時にはナイロンカッターや金属刃を使用するのが良いのではないでしょうか。

しかし、問題なのはチップソーの種類も非常に多く、購入時に迷ってしまうということ。価格も300円～5,000円（もっと高価な刃もあるかもしれません）と非常に幅広いので、安い物なんかだと

「本当にこんなに安くて使えるのか？」

と不安になりますよね？
結論から言うと、300円のチップソーでも意外と切れます！！草を刈るということに関しては300円のチップソーでも何の問題もありません。

安いチップソーは耐久性が問題！？

安いチップソーを使用していても、草は良く切れます。最初の内は・・・

しかし、しばらく使用していると少しずつチップ部分の角が丸まってきて草が切れなくなってきます。残念ながら、安いチップソーの刃は角が丸くなるのが早く、草が切れにくいと感じるスパンが短くなってしまいます。

また、最近のチップソーはチップ部分が別素材になっていて、ロウ付けされているものが主流です。ですから価格も安く抑えられます。逆に高級な刃の場合は一枚刃になっていて、刃が切れなくなってきたら自分で研磨して使用します。

安いチップソーでも研磨して使用することは可能なのですが、ロウ付けのチップ部分を研磨するには加熱は厳禁なので、研磨には速度可変可能なグラインダーとダイヤモンドホイールが必要です。ですから、ちょっと素人には手が出せないというのが個人的なイメージですね。

つまり、高級な刃を大事に研磨しながら使い続けるか、安物の刃を使い捨て感覚で使用するかということになります。私の場合は研磨する手間と道具の購入を省き、安い刃を使い捨て感覚で使用する方を選びました。

草刈機を良く使用していて、刃の摩耗も激しいという方の場合は、比較的安い刃を購入して研磨して使用するというのが最も経済的ではないかと思います。
　

金属刃は素人には難しい？

金属刃は昔ながらの刈り刃で、刃先が欠けたりして切れなくなった場合もグラインダーや紙やすりを使用して簡単に研磨できます。

ですから、金属刃はとっても経済的な替え刃なのです。

金属刃は刃の数によって切れ味と値段が変わってきます。やはり2枚刃よりは3枚刃、3枚刃よりは4枚刃の方が良く切れるというのは容易にイメージできると思いますが、値段も上がっていきます。

経済的ではありますが、問題点もあります。それは、重量。他の刈刃と比較すると若干重いのが特徴。長時間の除草作業ではその重みが少しずつ蓄積されて疲労に繋がるでしょう。

そして、比較的大きな石やゴミも弾き飛ばしてしまうので、少々危険が伴います。石などに衝突した時の衝撃も大きいので注意が必要です。

例えるなら、ちょっとじゃじゃ馬・・・ですね。
ですから、初心者の方にはあまりお勧めできない刈刃です。
　

替え刃は規格ものなのでどんな刃でも交換可能！！

草刈機の替え刃を購入する時にちょっと不安なのが、

うちの草刈機にこの刃はつけられるの？

というところではないでしょうか。
この点については安心してください。規格で決められているので、一般的に国内で販売している草刈機に国内でしている刈刃は装着可能です。

ただし、外形寸法が2種類あるので注意してください。草刈機本体の排気量が26㏄未満の草刈機には小さい刈刃（230ｍｍ）を使用し、排気量が26㏄以上の草刈機には大きい刈刃（255ｍｍ）を使用します。

まとめ

長々と書いてしまいましたが・・・

要するに、基本的にはチップソーを使えば通常の除草作業には事足りると思います。チップソーの価格も安価な物で問題ないでしょう。

でも、やっぱり安過ぎるのは不安・・・という方は1000円弱くらいの物を買った方が気持ち的に余裕ができるかもしれません！

石の多いところやコンクリートや石垣付近、または柔らかい草を刈りたいというときにはナイロンカッターの使用が適しています。

ちなみに、私はナイロンカッターは持っていませんが、今の所不自由を感じることはありません。ちょっとここ、ナイロンカッターが欲しいな・・・と思うことはありますが、わざわざ刃を交換してまで使用しようとは思わないというのが本当のところですね。

つまり・・・

草刈機の刃の購入は1,000円弱の価格のチップソーを選べば後悔はしないでしょう！！