プール熱とはアデノウィルスのことだったんですね

先週の土曜日、午前中に剣道の稽古、午後には市民プールに行ってきました。暑かったですよね。土曜日の気温は38℃でしたよ～。

プール日和です。

というか、プールで水浴びをするかエアコンの効いた部屋で1日過ごすかの二択みたいになってますよね。

実は私の住んでる市では今年新しく市民プールがオープンしたんですよ。一度行ってみようと思っていたのですが、行ってみてびっくりです。小さいながらも設備がしっかりしていて良かったですね。スライダーも2種類あって、子供達と一緒に童心に帰って滑ってみました。

パイプ状の滑り台なのですが、ところどころ明り取りの為にステンドグラス風になっていて、中から見ると光が射してとっても綺麗なんですよ。

人も思ったより多くなくて楽しめました。大きな設備のプールには負けますが、混雑具合と近さ、利用料金を考慮すると断然市民プールの方に軍配が上がります。
　
それはさておき、この時期に注意しておかなければならないのがプール熱ですよね。でも、よく聞くけど、プール熱って何？？？
　

気になるプール熱

プールと言えば、気になるのが感染症のプール熱です。プール熱って良く耳にするのですが、うちの子供達はかかったことがないのでどういう症状なのかもわからない・・・

と、思っていたのですが、実は感染したことがありました。しかも、入院一歩手前まで症状が悪化したことを思い出しました。

そうです。プール熱とはアデノウィルスが原因で起こる咽頭結膜熱のことだったのです。

一般にプール熱という名前で呼ばれるのは、プールを介して感染することが多い病気だから。
正式名称ではなかったわけです。

プール熱の症状

プール熱は5～6日の潜伏期間を経て、発症します。

症状としては、高熱・喉の痛み・結膜炎が主な症状です。38～40℃の高熱が4～7日間続き、喉の痛みも4～5日間続きます。喉は赤く腫れ、咳を伴います。

目も赤く充血、目やにや痛みを伴い、目が開けにくくなる場合もあるようです。その他にも風邪に似た症状を伴う場合もあります。

アデノウイルスが喉に感染したら咽頭炎を起こす可能性があります。同じく目に感染したらウイルス性結膜炎を起こすことがあります。

ウィルスは粘膜から侵入するので、プールの後には手洗いうがい、そして目を洗うことを徹底することである程度の予防ができると思われます。また、最大の予防法は免疫力を高めることでしょう。

現代人は免疫力が低下していると言われています。プール熱などの症状を良く聞くようになったのも、根本的な原因は免疫力の低下が原因なのではないでしょうか。
　

プール熱の治療

現在のところ、アデノウィルスに対する特効薬は無いそうです。

ですから、解熱剤・鎮痛剤で症状を抑えて自然治癒するしか方法がありません。水分補給には充分注意して、安静と睡眠により免疫力を低下させないようにしましょう。

また、目の症状に対しては、抗生剤やステロイド、抗ヒスタミン薬の点眼薬を処方されます。

大人や妊婦のプール熱

プール熱は10歳未満のお子さんが感染しやすい病気と言われていますが、実は大人だから感染しないというわけではありません。免疫力の低下している時には大人でも感染する可能性があります。

プール熱はプールを介して感染することが多いのですが、実はプールを介さなくても感染する可能性があるので、家族がプール熱を発症している場合には感染しないように予防しましょう。

また、妊婦がプール熱に感染した場合はどうなるでしょうか？アデノウイルスは、胎児に先天性異常を起こすような恐れが無いとされています。しかし、妊婦の場合は簡単に薬を飲むことができないので、すぐに医師に診断して貰いましょう。

症状が軽いからと言って甘く見るのはいけません。医師の判断に従いましょう。