熱中症はなぜ起こる？知らないと危険！

先日、とあるスポーツ少年団の講習会に参加してきました。講習会の内容は熱中症対策に関する講習会です。

そして、講師は大塚製薬の方。帰りにポカリスエット頂いちゃいました。ラッキー。

しかし、熱中症って怖いですね。ずっと剣道をしているのですが、
「子供が試合中に熱中症で倒れた」
という話はよく聞きます。しかし、僕自身が指導や大会運営をしている中ではそういったことは一度もありません。

でも、話を聞いている内に、そういうことが無いと言うことが逆にラッキーなんだろうか・・・と思えるようになりました。

というわけで、今日は熱中症というものに対して多少知識がついたので忘れないように記事にしておこうと思います。
　

なぜ熱中症になる？

そもそも、なぜ熱中症になるのか？という話ですよね。
暑いのはわかります。

ただ、人間って汗をかいたりすることで体温調節していますよね。
だからどうして熱中症になるの？と不思議に思いました。

体温を下げるには二つの方法があります。

　
人間の体って凄いですよね。こうやって暑い時も自然に体温調節をすることができてしまうのです。

ところが、熱中症の原因はこの体温調節のメカニズムそのものだったのです。

近年、夏の気温は本当に高くて驚きますよ。４０℃以上の地域も多くなっています。つまり、気温が体温よりも高い日があるということです。

それは、空気中へ皮膚の表面から熱を放出できなくなることを意味します。気温の方が高いので、熱を放出しようとしても放出できないのです。

ですから、気温が高くなった場合は、汗をかくことで体温を下げるしか方法がありません。

更に問題なのが、湿度です。日本の夏はじめじめして、本当にイヤですよね。このじめじめも悪影響を及ぼしているのです。

自分の体が頑張って体温を下げようと発汗しても、湿度が高くなると汗は蒸発しなくなるのです。ですから、湿度７５％以上の日は要注意です。

それだけではありません。

体温が37℃以上になると、更にとんでもないことが起こるのです。
このとき、皮膚の血管が拡張し、血液量を増やそうとします。
もちろん、熱を放出する為です。
しかし、熱は放出できません。そして、更に体温が上昇すると言う悪循環。

そして、更に発汗で体内の水分量が減少したことで、脳や心臓を守ろうとし、血管が収縮しはじめます。当然、熱を放出することは不可能になります。

正に、負のループです。怖いですね。

熱中症について詳しく解説されている動画がありました。

熱中症を予防しよう！！

熱中症の予防は、こまめな水分補給です。

一般に言われるのが、喉が渇いたと感じたときには既に遅いということです。
ですから、運動をする前に水分補給をする必要があります。

水分は口から補給しても、体内に吸収されるまでに30分程度掛かるので、運動する30分前から少しずつ水分を補給することをお勧めします。

しかし、水分なら何でも良いのか？というと、そうではありません。
汗と一緒に体外に排出されるミネラル成分を摂取する必要があるからです。

夏場の水分補給にはスポーツ飲料や麦茶が良いでしょう。

スポーツ選手の中には麦茶に塩を入れると言うかたも居られますが・・・

この場合の塩は食塩ではあまり意味がありません。
岩塩などのミネラル成分が豊富に含まれている塩を入れる必要があります。

僕がよく利用しているスポーツ飲料に熱中対策水というものがあります。
普通のスポーツ飲料よりは塩分が入ってるな～って感じるスポーツ飲料です。

味は好みが分かれる微妙な味なのですが、試しに飲んでみませんか？