秋植え球根をうまく咲かせるコツは？

秋植え球根とは10月から11月に植え付け、翌年の春から初夏にかけて開花する球根のことです。
この時期、ホームセンターに出向くと秋植え球根ということで大きなコーナーが設置されている所も多いと思います。
春先にきれいな花を咲かせるのを楽しみにしながら、秋植え球根に挑戦してみませんか？
　

秋植え球根の種類

秋植え球根の中でも代表的なものを紹介したいと思います。
　

チューリップ

人気があるのはやはりチューリップでしょう。
チューリップはユリ科チューリップ属の植物で、種類も豊富で色々な色があり、群生させるととっても綺麗ですよね。

チューリップの種類を大きく分類すると、
　・早生種・・・一重早咲き系、八重早咲き系
　・中生種・・・トライアンフ系 、ダーウィン・ハイブリッド系
　・晩生種・・・一重遅咲き系 、八重遅咲き系、ユリ咲き系、フリンジ咲き系、ビリディフローラ系、etc…
　・その他
となります。
種類が多過ぎて書ききれません。
　

水仙

スイセン属は、ヒガンバナ科（クロンキスト体系ではユリ科）の属のひとつ
なんだそうです。
ヒガンバナと水仙ってなかなか結び付かないのですが、実は同じ仲間なんですね。
ちょっとびっくりです。
実は、水仙の原種は花弁が細くねじれているのです。
そして、品種改良によって今のような平たい花弁になっているのですが、その過程で50年ほど掛かったそうです。
そう考えると、ヒガンバナと似た形というのも納得ですね。

私の住んでいる地域の近くでは越前海岸の群生地が有名です。
サザエさんのオープニングでも紹介されていたので、全国的にも有名なのでしょう。
　

アネモネ

アネモネはキンポウゲ科イチリンソウ属の多年草です。
アネモネという名前はギリシア語の「風」を意味するそうです。
素敵ですね。
風っぽいイメージ、どうでしょうか？

実は、アネモネの種は長い毛があり、風によって飛んで行きます。
タンポポのイメージですね。
風によって飛ばされるということから、アネモネという名前が付いたようです。
ちょっと納得ですか？

でも、アネモネを種から育てるのはかなり難しいので、園芸初心者の場合はやはり球根から育てるのが一般的です。
　

クロッカス

クロッカス は、アヤメ科クロッカス属の総称です。
小学生の時に水栽培で育て、きれいな花を咲かせたことをよく覚えています。

ちなみに、カレーのご飯に色を付けたりするあのサフランはクロッカスの一種なんだそうです。
サフランライスですね。
サフランは秋咲きのクロッカスなんですね。
　

球根の花が咲かない

折角植えた球根が咲かない！！
それには幾つかの要因があるのです。
　

(1)陽当たり

どんな球根でも花を咲かせるには 陽当たりがとても大切です。
　

(2)施肥

花を咲かせる為には <リン酸肥料> が多く必要になります
土に緩行性肥料や堆肥 更に腐葉土などを混ぜて土作りをしてから 球根を植えていますか?
　

(3)花後の葉を切らない

そして最後になりますが球根植物は「花後の葉を切らないこと」です
葉だけになったら緩行性肥料を土にもう一度混ぜて下さい
植物は葉で光合成をして 根から肥料分を吸い上げて来年の花の為に球根を太らせます。