金魚すくいの金魚達！失敗しない飼い方のコツ！

息子

金魚すくいで金魚を４匹もゲットしてきたで！！

私

金魚すくいの金魚って飼い方が難しいって知らんやろ？

息子

えっ！？そうなん？
お父さん、何とかして。

金魚すくいで捕ってきた金魚って、実はかなり弱っているって知ってました？そりゃそうですよね。いきなり知らない土地へ連れてこられ、子供達にポイで追いかけられ・・・

恐らくストレスはマックス状態、そして体力はミニマム状態です。ですから、普通にペットショップやホームセンターで買ってきた金魚と同じだと思ったら大間違い！

金魚は元々とっても強くて飼育し易い魚のはず・・・なのに、何度捕ってきてもすぐに死なせてしまって悩んでいる方も多いのではないでしょうか？

折角家族として迎え入れた可愛い金魚と長く一緒に居られたら嬉しいですよね。ですから、今日は
　
失敗しない金魚すくいの金魚の飼い方について考えてみたいと思います。
　
お子さんが縁日の金魚すくいで捕ってきた金魚もちょっとした工夫で寿命を延ばすことができるかもしれませんよ。
　

金魚の飼い方（金魚すくい編）

金魚すくいで捕ってきた金魚でも上手に育てればこんなに元気に大きく育つんですよね。これを目指して頑張りましょう。

本来なら、金魚すくいをする前に金魚を飼う準備をしておかなければなりません。まずは必要な器具などをリストアップしてみましょう。

　
ちょっと待って！！って思いましたよね？恐らく金魚すくいをする前から金魚を飼う準備をする人って居ないと思うんですよね。

だって、あなたのお家にも金魚はいきなりやってきたでしょ？ですから、予め準備をしておくなんて無理ですよね。それに、縁日とかで金魚すくいするのって夜が多いですし。

そういう場合は、とりあえず今から（明日でもいいので）必要な器具を買い揃えましょう！

器具はなくとも、金魚にはできるだけのことはしてあげましょうね。特別な器具がなくてもできることとは何でしょうか？それは、トリートメントです。
　

トリートメントをしましょう

まずは金魚のトリートメントをしましょう。トリートメントというのは、弱っている金魚を元気にする、または病気を持ち込まないようにする為の処置です。

トリートメントは金魚飼育の基本と言われるほど重要なことなのですが、金魚に詳しくない普通の人は知らなくて当然。でも、知ってしまったからには是非やってみてください。

トリートメントの手順はこちらです。

　
では、順を追って説明していきましょう。
　

金魚のトリートメントの準備物

まずは金魚のトリートメントに必要な物を揃えましょう。必要な物はこちら。

　
水槽があれば水槽を準備してください。なければバケツかタライでも良いのですが、できれば少し大きい物が良いと思います。

ポンプは現状なければ仕方がありませんが、できる限り使用した方が良いと思います。小さなものなら、投げ込み式のろ過装置とセットで数百円で購入できると思いますので、是非購入しましょう。

塩についてはできる限り食塩ではなく、粗塩や岩塩などのミネラルが豊富な物が良いのですが、なければ食塩でもよいでしょう。

ホームセンターのペットコーナーに金魚用の塩という物も売られていますので、そういったものもお勧めです。

準備ができたら、水槽（またはバケツ等）に水を入れ、塩を溶かします。塩分濃度は0.3%が適量とされています。つまり、水10リットルに対して塩は3グラムですね。
　
では、早速金魚のトリートメント・・・といきたいのですが、焦ってはいけません。トリートメントの前に温度合わせと水合わせをしましょう。
　

温度合わせと水合わせ

金魚すくいで捕ってきた水質・温度を徐々に自宅の水質・温度に近付ける作業をしなければなりません。金魚は水質変化や温度変化への適応能力がとても優れている魚です。

しかしながら、急激な温度変化や水質変化には耐えられません。水温が５度以上違ったり、PHが急激に変わったりすると金魚は耐え切れずにショック死してしまいます。

ですから、まずは持ち帰った袋の状態のまま水槽に浮かべます。

30分から1時間程度その状態のままにして、温度を合わせます。その後、袋の水を少し捨て、水槽の水を入れます。数分おきにこの作業を繰り返し、袋の中の水質が水槽の水質に少しずつ近付くようにします。

最後は袋の水を捨てて金魚だけを水槽に入れます。
　
ここまできたら、ようやくトリートメントです。
　

トリートメントの方法

トリートメントにも色んな方法があるようですが、一般的に言われているのが、0.3%の塩浴です。

重要なことは、エアレーションをすることです。エアレーションというのはブクブクですね。この場合、ろ過装置は要らないのですが、あると尚良いでしょう。

水合わせをして塩浴させた状態で餌切りをします。餌は3日間は与えないようにして、金魚には3日間頑張って貰いましょう。耐え切れない金魚は、恐らく相当弱っていたのだと思って諦めるしかありません。

また、トリートメント中は水質が悪化し易いので、毎日1/3づつ程度の水替えをした方が良いでしょう。水替えは同じ塩分濃度の水を準備してください。

3日目くらいから少しずつ餌を与えます。食べないようなら、取り除いてください。取り除かないと水質が悪化します。

1週間くらい経てば、普通の水槽に入れても良いのではないかと思います。水槽を入れ替える場合は水合わせをきちんとやりましょう。
　
さて、さすがにトリートメントが終わるまでには水槽も準備できたことと思います。
　

器具が揃ったら・・・

さて、本来は金魚すくいをする前に水槽の確保と水槽の水作りをするべきなのですが、金魚すくいの場合はなかなか前もって準備ができません。

実は、魚を飼育するには水槽の中にバクテリアが生息していないとすぐに水質が悪化してしまうのです。その為に通常はパイロットフィッシュを入れてじっくり水作りをするのですが・・・

そんなの無理っていう場合は、ホームセンターやペットショップで「たね水」を購入、またはバクテリアが生息している底砂を購入するとよいでしょう。

たね水というのはこんなやつです。

息子

バクテリアって何？

っていう話ですが・・・

簡単に言うと、糞尿を分解してくれる微生物ですね。金魚の糞尿はそのまま放置すると良くないということはすぐに想像できると思います。

バクテリアの居ない水の場合は、こまめに水替えをする必要があります。しかし、バクテリアがちゃんと働いている水槽の場合は、それ程頻繁に水替えをする必要はありません。

ちなみに、僕は熱帯魚を飼育していますが、長い間水替えをしていません。ちゃんと水質は測定していますが、大丈夫なのです。
　

まとめ

金魚すくいで捕ってきた金魚の飼い方は簡単なようで、実はとっても難しいのです。金魚自体の当たりはずれというのもありますし、体力が衰えている時なんかは家に持ち帰るまでに死んでしまったりということもあります。

そういう場合は本当に可愛そうだとは思うのですが、どうすることもできません。その分、残っている元気な金魚を可愛がってあげましょう。

さて、もう一度おさらいしてみましょう。

金魚を飼育するのに必要な物は以下の通りです。

　
そして、金魚を迎え入れた時は、体力が低下しているのでトリートメントをしなければいけません。トリートメントは0.3%の塩浴をお勧めします。エチレンブルーなどの薬剤を使用した方法もあるのですが、そこまでする必要はないと考えます。

約1週間のトリートメントを行い、きちっと水合わせをしたら、きっと元気に水槽の中を泳いでくれることと思います。

金魚は身体の割には水質を悪化させるイメージなので、ろ過装置はきちんとしたものを使用した方が良いですね。投げ込み式のろ過装置だけでは追いつかないと思いますので、外掛け式の物と併用するのが良いでしょう。
　
金魚の飼育は意外と難しいのです。
　
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