卒業式の答辞は出だしに悩まずコレにしよう!!
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卒業式の答辞は卒業生全員の気持ちを代表で述べるもの・・・
非常に難しいですよね。
何が難しいかと言うと、中身もさることながら、やはり出だしです。出だしだけが良くて中身がだらだら・・・でも駄目ですが、やはり最初が肝心ですよね。
実は知り合いの中学生が今度の卒業式で卒業生代表に選ばれたそうで、答辞を述べなければならないそうなんです。
その子はかなり頭も良くてユーモアセンスも抜群の子なので、答辞の中身については特に悩むこともなくスラスラ書けたそうです。逆に書き過ぎて削らなければならないくらい。
ところが、どうしても答辞の出だしの言葉が思い付かないということで、藁にもすがる思いだったのでしょうか、色んな人に聞きまくっていました。
私にも聞いてきたのですが、残念ながらそういうセンスは持ち合わせていないので、「今度会ったときまでに考えておくわ」と言ってその場を逃げ切ったのですが・・・
子供に嘘をつくわけにもいかないので必死で調べてみました。答辞で困っている中高生の皆さんのヒントになれば・・・と思って書きました。
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卒業式の答辞の意味を考えよう
卒業式の答辞とは卒業式の来賓の祝辞や在校生の送辞に対してお礼を述べる為の言葉です。中学や高校では卒業生の中から代表が答辞を述べるのが一般的ですが、一人ではない場合もあります。
小学校の場合は在校生と卒業生が掛け合いのような台詞での送辞・答辞の場合が多いのではないでしょうか。学校によっては中学校でもそういう形式の学校があるかもしれませんね。
小学校の場合は自分で内容までを考えるということは無いかもしれませんが、中学生以上になると、やはり殆ど自分で考え、先生に添削して貰うというのが一般的かと思います。
答辞の内容としては、学校生活での思い出話を感動的に、または面白おかしく綴るような形で述べるのが一般的ではないかと思います。実際に先生との間で起こったエピソードやクラスでのエピソードなどを交えて書くのが良いでしょう。
そこまでできれば、後は感情を込めて話を膨らませるだけで良いのです。
問題は、出だし部分。冒頭部分ですね。この部分にはとても悩まされると思いますが、いくつかのパターンがありますので、まずはそちらを紹介したいと思います。
聞き手の心をぐっと掴むような感じで書ければ最高ですね。
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ただ単に参列のお礼を述べるパターン
最もオーソドックスなパターンが、ただ単に参列のお礼を述べるパターンだと思います。
- 式典を開催して頂いたお礼
- 参列のお礼
ですね。例えば、こんな感じの文章になります。
本日は私達、卒業生の為に、このような式典を挙げて頂き、まことに有難うございます。
またご多忙の中をご出席下さいました御来賓の皆様、校長先生はじめ諸先生方、並びに関係者の皆様に、卒業生一同心から御礼申し上げます。
どうでしょう?卒業式の答辞としてはきちっと型にはまってるとは思いますが、面白味に欠けるとは思いませんか?できれば、もう少し工夫をした出だしにした方が聞き手側も感動すると思います。
天候ではなく季節を書く
挨拶文として、当日の天候なんかを入れる場合がありますが、前もって文章を考える場合が殆どだと思いますので、当日の天候についてはわかりません。ですから、当日の天候を入れるのはあまりおすすめできません。
例えば、「涙雨」や「春の暖かい日差しに・・・」などの言葉です。とても良い響きに聞こえますが、当日の天候によって急に答辞の内容を変更するのも非常に難しい話ですね。
天候ではなく、季節の言葉を入れるのがポイントです。
「~の季節」という感じの言葉であったり、冬が終わって春がやってくるということを表現すればいいと思います。
例えば、こんな感じ。
- 長く厳しかった冬もようやく終わりを告げ・・・
- 冬の寒さも和らぎ・・・
- 3年前の春・・・
- 柔らかな春の兆し・・・
- 窓から見える風景も春を感じさせる陽気となってまいりました
- 寒さの厳しかった冬も終わり、桜の花が咲き始める季節となりました
どうでしょう?情景が思い浮かぶような言葉を使うのが良いとは思いませんか?他にも色んな春を表す表現方法があると思いますので、色々研究してみてください。。
卒業ソングを引用した答辞
答辞の中に有名な歌や詩、言葉を引用したいと考える方も少なくないようです。
手紙 ~拝啓 十五の君へ~
最近ではアンジェラアキさんの「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」を引用された答辞の文章が流行っていたようです。
拝啓 ありがとう 十五のあなたに 伝えたいことがあるのです
自分とは何でどこに向かうべきか 問い続ければ見えてくる
荒れた青春の海は厳しいけれど 明日の岸辺へと夢の船よ進め
という歌詞を引用し、「私はこの歌に出会えたことに感謝しました」と続けてエピソードをつなげるなど。
歌詞の引用を元にこれからの自分の決意等をうまく表現できると良いと思います。そういう点ではこの歌詞はとても利用しやすく、感動も呼びやすい答辞の冒頭になるのではないかと思います。
未来へ
個人的にはKiroroの「未来へ」なんかも良いと思います。
これがあなたの歩む道
未来へ向かってゆっくりと歩いていこう
という言葉から色々と内容を膨らませそうですよね。卒業して、未来へ歩いていく決意を込めたメッセージを伝えることができると思います。
他にも卒業ソングとして定番の曲にはそれぞれ引用できそうな歌詞が沢山ありますので、色んな卒業ソングの歌詞を見て自分の言いたいことと合うような歌詞が見つかると良いですね。
卒業ソングを検索して歌詞を読むだけでも、凄くヒントになると思いますので、オススメです。
俳句や論語を引用する
別れをを題材にした俳句や論語を引用するのも一つの方法ですね。
- 行く春や鳥啼き魚の目は泪 松尾芭蕉
- 運命は笑ひ待ちをり卒業す 高浜虚子
- 別るるや 夢一筋の 天の川 夏目漱石
- 物言はぬ別離となりぬ春の雲 猪野ミツエ
のように、卒業や別れを詠った有名な俳句も数多くあります。探してみると色々見つかるものです。
また、論語を引用するのも良い方法だと思います。
人を知らざるを患えるなり。」
「朋有り、遠方より来る、亦悦しからずや」
という言葉があります。現代語訳としてはそれぞれ、
「人が自分を知ってくれなくても憂えないが、自分が人を知らないのを憂えるのである。」
「心の友と呼べるような親友が遠くから訪ねてきてくれるのは、たいへん増しく楽しいものです。」
という意味です。
論語の中には他にも色んな教えがありますので、一通り読んでみると答辞として引用できる言葉は他にも沢山あると思います。
まとめ
答辞はどこの学校の卒業式でも式のメインイベントの一つですよね。ですから、参列している保護者の方も注目しています。
感動的な答辞を書くには出だしが大事!!
出だしで聞く人の興味を引き付けなければその後の話が面白くても心には残り難いです。ですから、卒業式の答辞を考えるときは、中身も大事ですがまずは出だしの文章を考えることを優先してみてください。
答辞の出だしを考えるときは次のようなパターンで考えてみると書きやすいでしょう。
- 式典開催・参列者へのお礼を述べる
- 季節の言葉を用いる
- 卒業ソングの歌詞を引用する
- 俳句・論語などを引用する
きっと参列している保護者や在校生、そして卒業生の心に残る素晴らしい答辞が発表できるのではないでしょうか。
そんな素晴らしい答辞を記念のDVDに残してみてはいかがでしょうか。詳しくはこちらの記事をどうぞ。
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