あなたのスマホ！USBケーブルでの充電が遅いのは何故？

妻

私のスマホの充電がなかなか満タンにならんのよ！！

私

なんかケーブルによって遅いやつがあるなぁ。

妻

そうなん？早く充電できるケーブルあるん？

私

これ使うか？
100均で買ってきたケーブルやけど。

パソコンに接続すると写真の取り込みとかもできてとっても便利なんですけど、充電となると非常に時間が掛かってしまいます。パソコンに接続して充電しようとすると、更に遅いですよね？

逆に、何故か100均ショップで購入した充電用USBケーブルに接続すると充電も早いのです。これってちょっと不思議に思いませんか？そこで、今日は
　
何故スマホはUSBケーブルによって充電速度が違うの？
　
ということについて調べてみました。素朴な疑問を一緒に解決しましょう。
　

データ通信用ケーブルは充電が遅い！！

調べてみると、どうやらスマホの充電に使用するUSBケーブルには主に2種類のケーブルがあることがわかりました。

　
私がスマホ（Galaxy S3）を購入した時に付属していたdocomo純正のUSBケーブルはデータ通信可なタイプです。そして、100均ショップで購入したのが充電専用のタイプでした。

ちなみに、100均ショップでもデータ通信可能なタイプの物も販売されています。また、中にはデータ通信専用のケーブルや、スイッチによってデータ通信と充電を切り替えるタイプの物もあります。

そして、スマホを充電しようとしたときに遅いと感じるのがデータ通信可能なUSBケーブルだったのです。充電専用のUSBケーブルでの充電は高速充電が可能となります。それが100均商品であったとしても。
　
では、具体的な違いについて見ていきましょう。
　

データ通信可能なUSBケーブルでの充電

データ通信可能なUSBケーブルの結線図を描いてみました。
　

　
データ通信可能なUSBケーブルのA側をパソコンに、B側をスマホに接続して充電した場合、【設定画面】のメニューから【バッテリー】を確認すると、下図のように充電中（USB）と表示されると思います。
　

　
「充電中（USB）」と表示されている時は低速充電となり、充電に時間が掛かってしまいます。

これは通常はデータ通信可能なUSBケーブルを使用し、パソコンと接続している場合のみのモードなのですが、場合によってはACアダプタからの充電でもUSB充電モードになることがあります。
　

充電専用USBケーブルでの充電

充電専用USBケーブルの結線は下図のようになっています。
　

　
上の図ではスマホ側の【D⁺】と【D-】端子が短絡されていますが、この部分の接続されていないケーブルもあります。どうしてこのようなケーブルが販売されているかと言うと、単純にコスト削減の為ですね。

通常のUSBケーブルは4本の結線が必要ですが、充電専用にしてしまえば、2本の結線で済ませることができます。

つまり、半田付けの手間も半分、ケーブル自体の原価もコストダウンができるという利点があります。

そして、充電専用のUSBケーブルで充電すると、パソコンからの充電でも【充電中（AC）】と表示され高速充電となります。（下図参照）
　

　

まとめ

スマホの充電に関して、あなたも「妙に遅いな！」と感じたことがあるはずです。
　
その時は、まずUSBケーブルを見直してみてください。私が最近使用しているのは100均ショップで購入した充電専用のUSBケーブルです。

充電専用のUSBケーブルは通常のUSBケーブルとは違い、データ通信用の結線がされていないので、スマホ側が「AC充電アダプタに接続したな！？」と判断して高速充電します。

逆に、データ通信用のUSBケーブルを使用すると、スマホ側が「パソコンからの充電だな！？」と認識してしまうので低速充電になるということだったのですね。
　

　
ちなみに余談ですが、100均ショップで購入した充電専用のUSBケーブルは非常に良く断線するので要注意です。

100円だから・・・と思って諦めていますが、それでも断線し過ぎのような気がします。何本も購入するのなら、もう少し品質の良いケーブルを購入した方がよいかもしれませんね。

つまり・・・
　
充電時間が気になったら、充電専用のUSBケーブルを購入すべし！！
（できれば100均ショップのUSBケーブルはやめましょう）